【賃貸の入居審査】「落ちる人」には理由がある?審査に通るための必須ポイントと、学生・フリーターの対策法

気に入ったお部屋が見つかって、いざ申し込み! 「ここで新生活を始めるんだ!」とワクワクしていたのに、数日後に不動産屋から一本の電話が…。 「申し訳ありません。今回は審査の結果、お断りとなってしまいました…」

いわゆる「入居審査落ち」です。 実はこれ、決して珍しいことではありません。しかし、理由もわからず落とされることほど怖いものはないですよね。

「自分は年収が低いから?」 「学生(またはフリーター)だから?」 「過去にクレジットカードの支払いを忘れたことがあるから?」

そんな不安をお持ちの方も多いはずです。 実は、入居審査には「明確な基準」と「落ちる人の共通点」があります。逆に言えば、その仕組みを知り、事前にしっかり対策をしておけば、通過率をグッと上げることができるのです。

今回は、岡山市の不動産屋「すもっと」が、大家さんと保証会社が見ている「審査の裏側」と、誰でも実践できる具体的な対策法を徹底解説します。

\お気軽にご相談ください!/

1. 審査の基本:「支払い能力」の黄金比率

まず最初に見られるのは、やはり「家賃を払い続ける能力があるか」です。 ここには業界で共通の目安となる「黄金比率」が存在します。

それは、「家賃は月収(手取り)の3分の1以内」という基準です。

例えば、手取り月収が20万円の方であれば、家賃(管理費込み)は6.5万円〜7万円くらいまでが審査の安全圏内です。 もし手取り20万円の方が「家賃10万円のデザイナーズマンションに住みたい!」と申し込んだ場合、「生活費が足りなくなるのでは?」と判断され、審査に落ちるリスクが跳ね上がります。

まずは自分の収入と家賃のバランスが適正かどうか、冷静に見直してみましょう。

2. 最大の壁:「個人信用情報(ブラックリスト)」

最近の賃貸契約では、「連帯保証人」ではなく「家賃保証会社」への加入が必須の物件が増えています。 ここで注意が必要なのが、「信販系(しんぱんけい)」と呼ばれる保証会社です。

信販系の保証会社は、クレジットカードやローンの利用履歴(信用情報機関のデータ)を参照して審査を行います。つまり、過去に以下のようなトラブルがあった方は要注意です。

  • クレジットカードの支払いを数ヶ月滞納した
  • 携帯電話の本体代金(分割払い)の支払いが遅れた
  • 奨学金の返済を長期延滞した

これらはいわゆる「ブラックリスト」入りの状態となり、信販系の審査にはほぼ通りません。 しかし、諦めるのはまだ早いです!保証会社には、信用情報を参照しない「独立系」の会社もたくさんあります。 過去に滞納歴がある場合は、正直に不動産屋に相談してください。「独立系の保証会社が使える物件」に絞って探せば、問題なく借りられるケースが多々あります。

3. 意外と見られている!「人柄と態度」

「お金さえあれば審査に通る」と思っていませんか?実はこれが大きな間違いです。 大家さんが一番恐れているのは、家賃滞納よりも「近隣住民とのトラブル」です。

そのため、不動産屋の担当者は、内見中や来店時のお客様の態度をこっそりチェックしています。

  • 言葉遣いが荒い、横柄な態度を取る
  • 服装があまりに不潔、清潔感がない
  • 連絡なしで遅刻する
  • 店内での電話の声が大きすぎる

こういった行動があると、担当者から管理会社へ「少し入居に不安がある方です」という報告がいき、審査に落ちることがあります。 審査は書類を書く前から始まっています。「この人なら安心して部屋を貸せる」と思ってもらえるよう、誠実な対応を心がけましょう。

4. 学生・フリーター・夜職の方の対策

「正社員じゃないと部屋は借りられない?」 そんなことはありません。属性に合わせた対策を行えば、審査通過は十分に可能です。

学生さんの場合

ご自身の収入がなくても問題ありません。「親御様」を契約者にするか、連帯保証人として立てることで、ほとんどの審査はクリアできます。

フリーター・夜職の方の場合

収入の波があるため審査が厳しくなりがちですが、以下の方法が有効です。

  1. 「預金残高証明」を提出する:通帳のコピーを提出し、「現在は仕事をしていない(または収入が少ない)が、当面の家賃を払う貯蓄はある」ことを証明する。
  2. 「代理契約」を利用する:親族の方に契約者になってもらい、自分は入居者として登録する。

5. 「緊急連絡先」は誰に頼む?

契約時には必ず「緊急連絡先」が必要です。これは連帯保証人とは違い、支払い義務はありませんが、「本人と連絡がつかない時の連絡先」として必要になります。 基本的には「3親等以内の親族」(両親、兄弟、祖父母など)にお願いするのがスムーズです。 もし頼める親族がいない場合でも、保証会社によっては知人や友人でもOKなケースがありますので、事前にご相談ください。

▼この記事も読まれています

【完全版】岡山市北区の賃貸初期費用を賢く節約する7つの方法

地元民が教える!岡山市の家族向け人気エリアTOP5【2025年最新版・学区と住みやすさ徹底比較】

まとめ:不安なことは「申込前」に相談を

審査で一番やってはいけないのは、「嘘をつくこと」です。 年収を偽ったり、勤務先を偽装したりしても、健康保険証などの提出書類ですぐにバレてしまい、その瞬間に審査落ちは確定します。

Torus不動産(すもっと)は、お客様の味方です。 「実はカードの支払いで遅れたことがあって…」 「今は求職中なんだけど…」

そんな不安も、正直に話してください。プロの知識で、あなたが審査に通るための最適なルート(物件選び・保証会社選び)をご提案します。 LINEでのご相談も大歓迎ですので、まずは気軽にお問い合わせくださいね!