【岡山は車社会】「駐車場あり」だけで選ぶと失敗する!?契約前に絶対測るべき3つのサイズと落とし穴

はじめに:岡山での生活、「車」のことを後回しにしていませんか?

こんにちは!岡山市の不動産屋「すもっと」です。 年末に向けてお部屋探しをスタートさせた皆様、物件探しの条件に「駐車場あり」のチェックを入れていますか?

「晴れの国おかやま」は、言わずと知れた超・車社会です。 都心部の一部を除けば、「大人1人につき車1台」が当たり前のエリア。通勤も買い物も、休日のお出かけも、車がないと始まらないという方が大半ではないでしょうか。

しかし、お部屋探しの現場では、どうしても「部屋の内装」や「キッチンの広さ」が優先されがちです。そして、その結果として、引越し後に最もトラブルになりやすいのが、実は「駐車場」なのです。

「ネットで『駐車場あり』になっていたから契約したのに、いざ停めてみたら狭すぎてドアが開かない…」 「前の道が狭すぎて、毎回の車庫入れがストレスで仕方ない…」 「大切な愛車が、屋根からの落雪(雪が少ない岡山でもカーポートの結露などはあります)で汚れる…」

こんな後悔をしないために、今回は「物件契約前に絶対測るべき駐車場のサイズ」と、「岡山ならではの道路事情の罠」について、プロの視点から徹底解説します。 年末年始、実家の車で移動したり、新生活に向けて車の買い替えを検討している方は必見です!

\お気軽にご相談ください!/

落とし穴1:「駐車場あり」=「あなたの車が停められる」ではない!

賃貸情報サイトで「駐車場あり」と書かれていても、そこには「どんな車でも停められる」という保証はありません。 特に、岡山市内の少し築年数が経った物件では、昔の規格(5ナンバーのセダンや軽自動車サイズ)に合わせて区画線が引かれていることが多く、最近主流のSUVやミニバンには狭すぎるケースが多々あります。

内見の際は、ただ「あそこが駐車場ですね」と眺めるだけでなく、メジャーを持って以下の3点を必ず実測してください。

①「白線の内側」ではなく「有効幅」を測る

区画の白線から白線までの幅だけでなく、「隣の車との距離」や「ブロック塀までの距離」を含めた有効幅を確認しましょう。 車が入っても、ドアを開けて乗り降りできなければ意味がありません。特に小さなお子様がいるご家庭で、スライドドアではない車にお乗りの場合は、チャイルドシートへの乗せ降ろしスペースとして、車幅プラス60cm〜80cmの余裕が必要です。

②「長さ」と「車止め」の位置

最近の車は鼻先(フロントオーバーハング)が長いデザインのものも増えています。 車止めの位置までタイヤを下げたとき、車の前部分が敷地からはみ出さないかを確認してください。また、後ろにハッチバック(トランク)を開けるスペースがあるかも重要です。「停められたけど、トランクが開かないから荷物が積めない」という失敗談は意外と多いのです。

③「高さ」は見落としがち!

屋根付き駐車場や、マンションの1階部分が駐車場になっているピロティタイプの場合、天井の高さ制限があります。 特に、ハイルーフの軽自動車や、ルーフキャリアを積んでいるアウトドア仕様の車は要注意です。配管や梁(はり)が出っ張っていて、実質的な高さが低くなっている場所もあるので、必ず「一番低いところ」の高さをチェックしましょう。

落とし穴2:岡山特有の罠!「前面道路」と「用水路」

駐車スペースそのもののサイズと同じくらい、いや、それ以上に重要なのが「前面道路(駐車場に面している道路)」の状況です。

岡山市にお住まいの方ならご存じかと思いますが、岡山は「用水路」が非常に多い地域です。そして、住宅街に入ると「道幅が極端に狭い」場所が数多く存在します。

切り返しのスペースは十分か?

駐車場が広くても、その前の道路が狭いと、車を出し入れするために何度も切り返しが必要になります。 特に、前面道路の幅が4m未満の場合、大型のミニバンやSUVを一発で駐車するのは至難の業です。 内見の際は、実際に車で現地に行き、「スムーズに車庫入れができるか」をテストすることをおすすめします。もし車で行けない場合は、前面道路の幅を測り、ご自身の車の「最小回転半径」と照らし合わせてシミュレーションしておきましょう。

用水路の蓋(ふた)とガードレールの有無

駐車場の出入り口付近に用水路がある場合、「蓋がついているか」「ガードレールはあるか」を必ず確認してください。 夜間、雨で視界が悪い時に、脱輪してしまう事故が岡山県内では後を絶ちません。また、蓋がついていても老朽化してガタついていると、通るたびに大きな音がして近隣トラブルになることもあります。

一方通行や時間規制の確認

「駐車場からは出られるけれど、朝の通勤時間帯は目の前の道が『スクールゾーン』で通行禁止になる」というケースもあります。 毎日の通勤ルートに関わることですので、標識もしっかりチェックしておきましょう。

落とし穴3:「敷地内」か「近隣」か?距離の許容範囲

物件によっては「駐車場あり」となっていても、敷地内には空きがなく、徒歩数分の「近隣月極駐車場」を紹介されることがあります。

「歩いて2〜3分ならいいか」と安易に決めるのは危険です。 例えば、お米や飲料水などの重い買い物をした日、雨が土砂降りの日、疲れて帰ってきた夜…。その数百メートルの移動が、毎日の生活の質を大きく下げる要因になりかねません。

また、近隣駐車場の場合、照明設備が不十分で夜真っ暗になる場所もあります。防犯面を考えると、特に女性の一人暮らしでは、多少家賃が高くなっても「敷地内駐車場」や「明るい場所にある駐車場」を選ぶことを強くおすすめします。

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お部屋探しにおいて、駐車場は単なる「車を置く場所」ではなく、毎日の生活動線そのものです。

「部屋は気に入ったけど、駐車場が狭い…」 この違和感を無視して契約すると、高い確率で後悔することになります。毎日使う場所だからこそ、ストレスなく出し入れできる環境を確保することが、長く快適に住むための秘訣です。

私たち「すもっと」では、物件のご紹介をする際、お客様の車種をお伺いし、「この駐車場ならハリアーでも余裕ですね」「ここは前の道が狭いので、軽自動車の方が安心です」といった具体的なアドバイスをさせていただいています。

もし、ご自身の車が入るか不安な場合は、私たちが現地でメジャーを使って実測し、写真付きでご報告することも可能です。 「車社会・岡山」での新生活をスムーズにスタートさせるために、駐車場に関する不安も、ぜひお気軽にご相談ください。 大切なお車と一緒に、安心して暮らせるお部屋を見つけましょう!