岡山の冬は意外と寒い!?内見でチェックすべき「断熱」と「結露」のポイント

「晴れの国おかやま」という言葉通り、岡山県は温暖で過ごしやすいイメージがありますよね。 しかし、県外から来られた方や、初めて一人暮らしをされる方が口を揃えて言うのが、「岡山の冬、意外と寒くないですか?」という言葉です。

日中は暖かくても、朝晩の冷え込みは厳しいのが岡山盆地の特徴。 だからこそ、これからお部屋探しをする方は、デザインや間取りだけでなく「冬の暖かさ(断熱性)」をしっかりチェックする必要があります。

実は、寒さが厳しい12月〜2月の内見は、その部屋の「本当の性能」を見抜く絶好のチャンスです。 今回は、内見時に必ずチェックしてほしい「断熱」と「結露」のポイントを解説します。

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1. 窓ガラスとサッシ(枠)を見る

部屋の寒さの約50%以上は「窓」から入ってくると言われています。 内見の際は、以下の2点をチェックしてみてください。

  • ガラスの枚数: 1枚だけの「単板ガラス」か、2枚構造の「ペアガラス(複層ガラス)」か。ペアガラスの方が断熱性が高く、結露もしにくいです。
  • サッシの材質: 一般的な「アルミサッシ」は熱を伝えやすく、冬はキンキンに冷えます。最近増えている「樹脂サッシ(またはアルミ樹脂複合)」なら、断熱性は格段に上がります。

もし窓枠の木の部分(額縁)にシミや黒ずみがある場合、過去にひどい結露が発生していた証拠です。カビの原因にもなるので要注意です。

2. 北側の部屋と収納(クローゼット)

リビングは南向きで暖かくても、北側にある寝室や収納の中は「外と同じくらい寒い」という物件も少なくありません。

内見時は、全ての部屋に入り、「温度差」を肌で感じてみてください。 また、クローゼットを開けてみて、カビっぽい臭いがしないかも重要です。断熱材が不十分な物件では、収納内で結露が発生し、大切な服がカビてしまうことがあります。

3. 構造による寒さの違い(木造 vs RC造)

「コンクリート(RC造)の方が暖かい」というイメージがありますが、実は一概には言えません。

  • 木造: 気密性が低いと隙間風で寒くなりますが、最近の物件は断熱材がしっかり入っており暖かいです。
  • RC造(鉄筋コンクリート): 気密性は高いですが、コンクリート自体が冷え切ってしまうと、「底冷え」する寒さになります。特に断熱材が吹き付けられていない古いRC造は、冬場かなり冷え込みます。

「構造」だけで判断せず、実際の体感温度や、不動産屋に「断熱リフォームはされていますか?」と聞いてみることが大切です。

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まとめ:冬の内見は「性能」を見抜くチャンス!

冬の内見は寒いので億劫になりがちですが、「その部屋が底冷えしないか」「隙間風はないか」をリアルに体験できる、失敗しないためのベストシーズンでもあります。

私たち「すもっと」では、ご紹介する物件のメリットだけでなく、「この部屋はここが寒いかもしれません」「ここは断熱改修済みです」といった建物の性能についても正直にお伝えしています。

長く快適に住めるお部屋を探したい方は、ぜひ建物のプロである私たちにご相談ください。

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