【実録】私が岡山で住宅ローン審査に落ちてから、希望の家を建てるまで。|一度目の失敗が最高の家づくりに繋がった話

「誠に残念ながら、総合的な判断により…」

スマホの画面に映し出されたその一文を、何度も読み返しました。私、達也(34歳)、妻と4歳の娘の3人家族。岡山市内で小さなアパートに暮らし、いつかは庭付きの一戸建てを、と夢見てコツコツ頭金を貯めてきました。見つけた土地は、娘の小学校にも近く、日当たりも良い理想の場所。住宅会社さんとも何度も打ち合わせを重ね、完璧なプランができたはずでした。

それなのに…「否決」。

頭が真っ白になり、妻にどう伝えればいいのか、言葉が見つかりませんでした。「俺の何がいけなかったんだろう…」その夜は、ただただ自分の不甲斐なさを責めることしかできませんでした。

この記事は、そんな絶望の淵に立たされた私が、岡山の住宅のプロと出会い、なぜ審査に落ちたのかという本当の理由を知り、そして半年後、見事希望額以上のローン承認を勝ち取るまでの、嘘偽りのない実体験の記録です。

もし、今あなたが同じような痛みと不安の中にいるのなら、どうかこの記事を閉じる前に、もう少しだけお付き合いください。

\お気軽にご相談ください!/

【第一章】自己流の対策が生んだ、最初の失敗

審査に落ちた翌日、私はすぐに行動を開始しました。しかし、それが最初の間違いでした。

  • やったこと①:ネットで「住宅ローン 落ちた 理由」を検索しまくる
    • 出てくるのは「信用情報」「返済負担率」といった一般的な言葉ばかり。自分にどれが当てはまるのか、確信が持てませんでした。
  • やったこと②:別の銀行に、すぐに再申し込みを検討する
    • 「A銀行がダメでもB銀行なら…」と安易に考えていました。今思えば、原因が分からないまま闇雲に申し込むのは、ただ否決の履歴を増やすだけの危険な行為でした。

何より辛かったのは、この不安を一人で抱え込んでしまったことです。住宅会社さんにも、なんだか申し訳なくて正直に「落ちました」と言い出せずにいました。

【第二章】岡山のプロの一言が、すべてを変えた

時間だけが過ぎていく焦りの中、意を決してプランをお願いしていた住宅会社の担当者さんに電話をしました。正直に、審査に落ちたことを伝えると、電話口の担当者さんは、責めるどころか「達也さん、絶対に諦める必要はありません。むしろ、今が本当のスタートですよ」と力強く言ってくれたのです。

そして、すぐに資金計画の専門家を紹介してくれ、面談することになりました。そこで指摘された「本当の敗因」は、私が想像していたものとは全く違う、3つの見落としでした。

  1. 見落とし①:5年前に完済したはずの「奨学金」の記録
    • 社会人になりたての頃、一度だけ引き落としが間に合わなかった奨学金の延滞記録(Aマーク)。たった一度の「うっかり」が、信用情報に影を落としていました。自分ではもう終わったこと、と完全に忘れていたのです。
  2. 見落とし②:妻のスマホ代に含まれていた「機種本体の分割払い」
    • 「返済負担率」は自分の車のローンしか計算に入れていませんでした。しかし、専門家は「奥様のスマホ、分割で買われていませんか?」と。月々数千円の機種代も、立派な借入。これが、上限ギリギリだった返済負担率をオーバーさせる最後の一押しになっていました。
  3. 見落とし③:メインバンクというだけの「金融機関選び」
    • 給与振込口座があるというだけで、メガバンクに申し込んでいました。しかし、その銀行は転職して勤続年数が2年だった私への評価が厳しい傾向にあったのです。専門家は「達也さんのようなキャリアアップ転職の場合、岡山の地元金融機関の方が、将来性や仕事内容をしっかり評価してくれるケースが多いんですよ」と教えてくれました。

目から鱗でした。一人で悩んでいた数週間が、まるで嘘のようでした。原因が明確になったことで、不思議と「これなら、次はいける」という希望が湧いてきたのです。

【第三章】逆転合格へ!我が家が実践した3つのアクション

専門家のアドバイスのもと、私たちは半年後の再審査に向けて、具体的なアクションプランを立てました。

アクション①:「家計の見える化」で信用度アップ まずは、CICとJICCで夫婦それぞれの信用情報を開示。奨学金の記録を自分の目で確認しました。次に、車のローンやスマホの分割払いなど、全ての借入を書き出し、半年間でスマホ代を一括返済する計画を立てました。この「借入と向き合う姿勢」が次の審査で重要になると教わりました。

アクション②:「キャッシュフロー表」を作成し、“返済能力”を客観的に証明する

次に行ったのは、私たちの「想い」を伝えることではありませんでした。住宅会社の担当者さんと一緒に取り組んだのは、今後35年間にわたる、我が家の『キャッシュフロー表(将来の収支計画表)』の作成です。

金融機関が最も知りたいのは、「この家族は、将来にわたって安定的に返済を続けてくれるか?」という一点に尽きます。それを、感情ではなく客観的な数字で証明することが目的でした。

私たちが作成したキャッシュフロー表には、以下のような項目を具体的に盛り込みました。

  • 収入の見通し: 私の会社の給与テーブルに基づいた現実的な昇給予測と、妻が子供の成長に合わせてパート時間を増やす計画。
  • 将来の大きな支出:
    • 娘が小学校、中学校、高校、大学へ進学する際の教育費のピーク
    • 10年後に予定している車の買い替え費用(約250万円)。
    • 老後資金のためのiDeCoやNISAでの積立額。
  • 返済計画: 今回の住宅ローン返済額を組み込んだ上で、毎月の収支がどう変動するかをシミュレーション。

この表が完成したとき、私たち自身も「これなら、将来の支出が増えても問題なく返済していける」と強く確信できました。

もちろん、住宅ローンの審査は現在の年収や勤続年数が重視されます。しかし、このキャッシュフロー表を提出することで、私たちは金融機関の担当者さんに対して、「私たちは将来のリスクも理解した上で、長期的な返済計画を具体的に立てています」という計画性と信頼性を明確に示すことができたのです。

担当者さん曰く、これは審査の際に「この申請者は将来の返済能力に対する意識が非常に高い」というポジティブな補足材料として、非常に有効だったそうです。

アクション③:我が家に最適な「金融機関」を再選定 専門家は、私たちの状況を理解してくれそうな岡山の地方銀行と信用金庫、合わせて3行をリストアップしてくれました。そして、住宅会社の担当者さんが各金融機関の担当者さんに事前に私たちの状況を説明し、話がスムーズに進むよう根回しまでしてくれたのです。これは個人で動いていては、絶対にできないことでした。

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まとめ:住宅ローン否決は、最高の家づくりへの「準備期間」です

そして半年後。私たちは、最初に審査を申し込んだメガバンクではなく、私たちのライフプランを熱心に聞いてくれた岡山の地元金融機関から、希望額満額の承認を得ることができました。

今振り返れば、一度審査に落ちたあの経験は、私たち家族にとって必要不可欠な時間でした。

  • お金に対する意識が変わり、家計が健全になった。
  • 夫婦で将来について、本気で語り合うきっかけになった。
  • 本当に信頼できる住宅のプロと出会えた。

もし、あのまま最初の審査に通っていたら、ここまで深く考えずに、どこか無理のあるローンを組んでいたかもしれません。そう、住宅ローンの否決は「終わり」ではなく、家族にとって最高の家づくりをするための、神様がくれた「準備期間」だったのです。

今、この記事を読んでいるあなたも、決して一人で悩まないでください。岡山には、あなたの状況を理解し、その手に汗を握って一緒に戦ってくれるプロがいます。

次は、あなたの番です。その一歩を、私たちは全力で応援します。

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