
賃貸物件を探していると、気になる物件に問い合わせようとしたら「掲載終了」※になっている…という経験はありませんか?※「掲載終了」とは、ポータルサイト上で当該物件の募集情報が消えた状態を指します。このような場合、もう申込めないのか戸惑ってしまいますよね。本記事では、物件情報が掲載終了となる主なタイミングと、その物件への申し込みができる場合・できない場合をわかりやすく解説します。また、ポータルサイトと管理会社の情報更新にはタイムラグがある理由や、最新情報を得るための問い合わせの重要性についてもお伝えします。最後に、Torus不動産としての対応方針やアドバイスもご紹介します。
掲載終了となる主なタイミング
掲載終了=募集終了になる代表的なタイミングは次のとおりです:
- 申込みが入った直後:賃貸は先着順のため、入居申込みが入るとすぐ募集が終了します 。たとえば、すでに別のお客様の申込があれば、その瞬間に掲載が取り下げられます。
- 契約成立後:入居審査を通過して賃貸借契約書を交わし契約が成立すると、その時点で正式に募集は終了となります。審査後の契約手続き後は入居が確定するため、サイト上では掲載されなくなります。
- 募集停止(募集打ち切り):管理会社や大家さんが募集を停止すると掲載は終了します。たとえばリフォームや家賃条件の変更などで募集を中止するケースです。この場合、管理会社の手続きや情報更新には時間差が生じる場合もあります 。
これらのタイミングで掲載が終了しますが、掲載終了後に募集が再開される場合もあります(次節参照)。
掲載終了物件への申込み:申し込める場合・申し込めない場合
掲載終了となった物件に再度申込みできるかどうかはケースによります。主な例を見てみましょう。
- 申し込みできるケース:
- 先行申込者の審査落ちやキャンセルで再募集になったとき:最初に申込みした人が入居審査に落ちたり契約をキャンセルした場合、物件は再度掲載されることがあります 。再掲載された物件には新たに申込みが可能です。
- 情報更新の遅れがあるとき:不動産会社の更新忘れやシステムのタイムラグにより、掲載終了のはずの物件情報が残っている場合があります 。こうしたときは、管理会社に確認すれば実は申込みできることがあります 。
- 2番手で申込みを受け付けてくれるとき:原則として入居申込みは1名(1組)までですが、1番手の方が契約に至らなかった場合などに限り、2番手の申込みを受け付けることもあります 。この場合、掲載終了後でも2番手として申込みできる可能性があります。
- 申し込みできないケース:
- すでに契約者がいる物件:掲載終了後にすでに入居審査を通過し契約が完了している物件には申込めません。
- 募集停止中の物件:管理会社が募集を打ち切った物件は募集自体が終了しているため、申込みはできません。
- おとり物件:そもそも掲載されている物件が架空や成約済みで、実際には入居できない「おとり物件」の場合は申込みできません 。たとえば掲載中の物件に問い合わせたら「つい昨日決まってしまった」と言われたときは要注意です。
上記のように、掲載終了していても条件によっては申し込める場合がありますし、逆に掲載が続いていても虚偽広告(おとり物件)であれば申込めません。気になる物件については、不動産会社に直接状況を確認するのがおすすめです。
掲載終了直後でも申込みできる理由
掲載終了直後でも申込みできることがある背景には、情報更新のタイムラグがあります 。ポータルサイトの物件情報は、管理会社や仲介会社が人手で更新しているため、入居申込が入った瞬間に即時反映されるわけではありません 。実際、申込み後でも一定時間はサイトに掲載されたままになることがよくあります。また、物件によっては「申込あり」の連絡があっても、意図的に広告情報を残しておくケースもあります 。このように、ネット上の掲載情報は必ずしもリアルタイムとは限りません。
さらに、全国的には「仮押さえ」の仕組みはなく、入居申込み=最優先で審査手続きに入ることが前提とされています 。ですから、掲載終了直後でも「まだ申込みが確定していない段階」や「入居審査結果待ち」の可能性は残っています。とはいえ、タイムラグを前提に安易に判断せず、必ず担当者に最新状況を問い合わせることが大切です。
情報掲載のリアルタイム性の限界と問い合わせの重要性
ポータルサイトの情報には限界があるため、掲載状況だけで判断せず必ず問い合わせましょう。例えば、SUUMOなどの解説では「掲載情報が空室とは限らないので、必ず管理会社に電話で確認する必要がある」と案内されています 。物件数が膨大なため不動産会社も常に最新情報の更新に努めていますが、人手による更新ではリアルタイムに追い付かない場合があります 。そのため、気になる物件を見つけたら掲載中・掲載終了にかかわらず、まずは不動産会社に連絡して最新の空室状況を確認することが重要です。
問い合わせの際は、「いま募集中か」「申込中でキャンセル待ちリストに登録できるか」「似た条件の空室はないか」などを具体的に質問するとよいでしょう。電話だけでなく、メールやLINEでの問い合わせでも構いません。最新の情報を得ることで、おとり物件を避けたり、希望条件に合う物件をスムーズに見つけたりできます。
Torus不動産の対応方針・アドバイス
Torus不動産では、お客様のお部屋探しをスムーズに進めるために以下の点を重視しています:
- 気になる物件は早めに問い合わせ:人気の物件ほどすぐに埋まってしまいます 。直感で「この部屋いいな」と思ったら、迷わず担当者に問い合わせましょう。早めのアクションで申込みのチャンスをつかみやすくなります 。
- 掲載終了でも諦めずに確認:サイト上で掲載終了になっていても、実際に申し込み可能な場合があります。当社では、お客様から連絡を受けた物件についてはすぐに管理会社へ確認し、キャンセル待ちや2番手の申込み可否を調べます。お客様に代わって最新状況を取りますので、掲載終了物件でもまずはご相談ください。
- 他の物件も提案:もし第一希望の物件が難しい場合でも、同じエリアや条件の他の物件をいくつかご紹介できます。当社では幅広いネットワークで最新空室情報を把握し、お客様に合う物件を積極的に提案します。他の候補物件を検討しながら進めることで、納得できるお部屋探しにつながります。
- 結果を待ちながら並行検索:掲載終了物件にキャンセル待ちしている間も、ほかの物件探しは続けましょう。時間を無駄にしないためにも、並行して複数の物件を内見予約し、比較検討することをおすすめします。
以上のように、Torus不動産ではお客様一人ひとりに寄り添い、迅速な情報提供と丁寧なフォローを心がけています。不動産探しはタイミングが重要ですので、気になる情報はお早めにお問い合わせください。お客様の理想の住まいが見つかるよう、全力でお手伝いいたします。