皆様、こんにちは。
家は、人生で最も大きな買い物の一つと言われます。
そして、家を建てる、買う、借りる際には、様々なルールや法律が関わってきます。
その中でも特に重要なのが、「建築基準法」です。
この建築基準法が、2025年に改正されることをご存知でしょうか？
今回の改正は、これから家を建てようと考えている方、買おうと考えている方、そして賃貸住宅に住もうと考えている方、全ての方に影響を与える可能性があります。
そこで今回は、2025年の建築基準法改正のポイントを、わかりやすく丁寧にご説明いたします。
なぜ改正されるの？ 地球環境への配慮
今回の改正の大きな目的は、地球温暖化対策です。
地球温暖化は、私たちの暮らしに様々な影響を与える深刻な問題です。
そして、住宅の建設や利用も、地球温暖化に少なからず影響を与えています。
例えば、エネルギー効率の低い住宅は、多くの電気やガスを消費し、二酸化炭素を排出します。
二酸化炭素は、地球温暖化の原因となる温室効果ガスの一つです。
そこで、新しい建築基準法では、省エネ性能の高い住宅を建てることを促すためのルールが強化されます。
どう変わるの？ 確認申請の厳格化
住宅を建てる際には、「確認申請」という手続きが必要です。
これは、建築計画が建築基準法に適合しているかを確認するためのものです。
従来は、比較的小規模な住宅であれば、確認申請の手続きは簡略化されていました。
しかし、2025年の改正後は、より多くの住宅が確認申請の対象となり、審査も厳格化されます。
これは、住宅の安全性や省エネ性能をより確実に確保するためです。
賃貸や売買への影響は？
では、この改正は、住宅の賃貸や売買にどのような影響を与えるのでしょうか？
1. 新築住宅は省エネに
2025年以降に建てられる新築住宅は、改正された建築基準法に基づき、高い省エネ性能を備えることになります。
そのため、光熱費を抑えられ、家計にも優しい住まいとなるでしょう。
2. 既存住宅のリフォームは注意が必要に
既存の住宅をリフォームする場合も、新しい基準に適合させる必要があります。
そのため、リフォーム費用が高くなる可能性も考えられます。
3. マンション管理の強化
マンションの管理についても、改正による影響があります。
例えば、修繕計画の作成や修繕積立金の管理など、より厳格なルールが求められるようになります。
まとめ
2025年の建築基準法改正は、地球環境への配慮と、住宅の安全性・快適性を向上させるための重要な改正です。
これから住宅を建てる方、買う方、借りる方は、ぜひ今回の改正内容を理解しておきましょう。
より詳しい情報については、専門家にご相談いただくことをお勧めいたします。
今回の改正が、皆様の住まい選びの一助となれば幸いです。
Torus不動産合同会社 吉田裕幸
