【2024年最新】月々5万円の住宅ローン、いくら借りられる?年収300万円でもマイホームは叶う!専門家が徹底解説

月々5万円の住宅ローン、いくら借りられる?

こんにちは。不動産コンサルタントの吉田です。今回は、多くの方から質問をいただく「月々の返済額5万円でどのくらいの住宅ローンが組めるのか」について、わかりやすく解説していきます。

月々5万円の返済で借りられる住宅ローン額

結論から申し上げますと、月々5万円の返済で借りられる住宅ローン額は、以下の条件で 約1,500万円~2,000万円 となります:

  • 返済期間:35年
  • 金利:1.5%(固定金利型)
  • ボーナス払い:なし

ただし、これは一般的な目安であり、実際の借入可能額は年収や他の借入れ状況によって変動します。

具体的な計算例

例えば、借入額1,500万円の場合:

  • 月々返済額:約49,800円
  • 総返済額:約2,090万円
  • 金利負担総額:約590万円

年収別の借入可能額の目安

住宅ローンの借入可能額は、年収によって大きく変わってきます。一般的な目安は以下の通りです:

年収300万円の場合

  • 借入可能額:約1,200万円~1,500万円
  • 月々の返済額の目安:4万円~5万円

年収400万円の場合

  • 借入可能額:約1,600万円~2,000万円
  • 月々の返済額の目安:5万円~6.5万円

年収500万円の場合

  • 借入可能額:約2,000万円~2,500万円
  • 月々の返済額の目安:6.5万円~8万円

年収別借入可能額の目安について、もう少し詳しく解説します

年収別借入可能額はあくまで目安

上記は一般的な目安であり、実際の借入可能額は、以下の要素によって大きく変動します。

  • 金融機関の審査基準: 各金融機関によって審査基準が異なるため、同じ年収でも借入可能額は変わってきます。
  • 返済期間: 返済期間が長くなればなるほど、一括で借り入れできる金額は増えますが、総返済額は多くなります。
  • 金利: 金利が高いほど、同じ金額を借り入れても月々の返済額が増えます。
  • 物件価格: 購入する物件の価格によって、借入額が決定されます。
  • その他の収入: 配偶者の収入や不動産収入など、その他の収入がある場合は、借入可能額が増える可能性があります。
  • 年齢: 一般的に、若いうほど返済期間が長く取れるため、借入可能額は多くなる傾向があります。
  • 勤続年数: 勤続年数が長いほど、安定した収入があると判断され、借入審査に通りやすくなります。
  • 借入時の属性: 既に他のローンを抱えている場合や、信用情報に問題がある場合は、借入が難しいことがあります。

住宅ローン返済額の計算方法

住宅ローンの返済額を計算する際は、以下の要素を考慮する必要があります:

  1. 借入額
  2. 金利
  3. 返済期間
  4. 返済方式(元利均等返済・元金均等返済)

返済方式による違い

元利均等返済の場合

  • 毎月の返済額が一定
  • 初期は利息の割合が大きい
  • 返済後半は元金の返済割合が増える

元金均等返済の場合

  • 毎月の返済額が徐々に減少
  • 初期の返済額が多い
  • 総支払額は元利均等より少なくなる

返済期間による借入可能額の違い

返済期間を延ばすことで、月々の返済額を抑えることができます:

25年の場合

  • 借入可能額:約1,200万円(月々5万円)
  • 総支払額:約1,500万円

35年の場合

  • 借入可能額:約1,500万円(月々5万円)
  • 総支払額:約2,090万円

40年の場合

  • 借入可能額:約1,700万円(月々5万円)
  • 総支払額:約2,400万円

頭金と借入額の関係

頭金の額によって、借入額や月々の返済額が変わってきます:

頭金なしの場合

  • 借入額が増加
  • 月々の返済額も増加
  • 審査がより厳格に

頭金を用意する場合

  • 借入額の減少
  • 月々の返済額も減少
  • 審査が通りやすい

おすすめの頭金の目安

  • 物件価格の10%程度
  • 諸費用も考慮

金利が借入可能額に与える影響

金利の違いによる借入可能額の変化:

金利1%の場合

  • 借入可能額:約1,700万円(月々5万円)
  • 総支払額:約2,100万円

金利2%の場合

  • 借入可能額:約1,400万円(月々5万円)
  • 総支払額:約2,100万円

金利3%の場合

  • 借入可能額:約1,200万円(月々5万円)
  • 総支払額:約2,100万円

住宅ローン控除の活用方法

住宅ローン控除を活用することで、実質的な返済負担を軽減できます:

控除の基本的な仕組み

  • 住宅ローン残高の0.7%が税額控除
  • 控除期間:最大13年間

控除を最大限活用するポイント

  1. 適用要件の確認
  2. 必要書類の準備
  3. 確定申告の実施

30歳独身年収400万円の方と、夫婦年収600万円、子ども2人の世帯の住宅購入シミュレーション

30歳独身で年収400万円のAさん、夫婦で年収600万円、子ども2人のBさん。それぞれの世帯で、月々5万円の返済でマイホームは叶うのか? 具体的なシミュレーション結果と、住宅購入のポイントを解説します。

30歳独身年収400万円の方のケース

30歳独身年収400万円の方

前提条件

  • 年収:400万円
  • 年齢:30歳
  • 借入希望額:1,500万円
  • 返済期間:35年
  • 金利:1.5%(固定金利)
  • ボーナス払い:なし
  • 頭金:なし

シミュレーション結果

  • 月々の返済額:約49,800円
  • 総返済額:約2,090万円
  • 金利負担総額:約590万円

解説

  • 月収の約30%が返済に充てられる計算になります。一般的に、住宅ローンの返済額は年収の25~35%程度が目安とされていますので、このケースではやや負担が大きい可能性があります。
  • 将来的に結婚や転職など、収入が変動する可能性も考慮し、余裕を持った返済計画を立てることが重要です。
  • 頭金が用意できれば、借入額が減り、月々の返済額を抑えることができます。

アドバイス

  • 物件価格: 1,500万円の借入額に加え、諸費用などを考慮すると、物件価格は2,000万円程度が上限となります。
  • エリア: 生活圏や通勤時間などを考慮し、無理のない範囲で物件を探しましょう。
  • 間取り: 1人暮らしであれば、コンパクトな間取りで十分でしょう。
  • 共益費・修繕積立金: 月々の管理費に加え、修繕積立金も忘れずに予算に組み込みましょう。

夫婦年収600万円、子ども2人の世帯のケース

夫婦年収600万円、子ども2人の世帯

前提条件

  • 年収:600万円
  • 年齢:35歳(夫)、32歳(妻)
  • 借入希望額:2,500万円
  • 返済期間:35年
  • 金利:1.5%(固定金利)
  • ボーナス払い:なし
  • 頭金:100万円

シミュレーション結果

  • 月々の返済額:約83,000円
  • 総返済額:約3,400万円
  • 金利負担総額:約900万円

解説

  • 月収の約35%が返済に充てられる計算になります。子どもがいるため、教育費などの将来的な支出も考慮する必要があります。
  • 頭金100万円を用意することで、借入額が減り、月々の返済額を抑えることができました。

アドバイス

  • 物件価格: 2,500万円の借入額に加え、諸費用などを考慮すると、物件価格は3,000万円程度が上限となります。
  • 間取り: 子供部屋や家族でくつろげるリビングなど、家族構成に合わせた間取りを選びましょう。
  • 周辺環境: 学校や公園など、子育てしやすい環境かどうかを重視しましょう。

どちらのケースにも共通して言えること

  • 返済シミュレーション: 複数の金融機関でシミュレーションを行い、金利や手数料などを比較検討しましょう。
  • 住宅ローンアドバイザー: 専門家である住宅ローンアドバイザーに相談することで、自分に合ったプランを選ぶことができます。
  • ライフプラン: 将来のライフプランを具体的にイメージし、住宅ローンが家計に与える影響をシミュレーションしましょう。

まとめ:マイホーム購入を実現するためのポイント

月々5万円からでもマイホーム購入は十分可能です。以下のポイントを押さえることで、より確実に実現できます:

  1. 収入に応じた適切な借入額の設定
  2. 返済期間の検討
  3. 金利タイプの選択
  4. 頭金の準備
  5. 諸費用の考慮
  6. 住宅ローン控除の活用

具体的なアクション

  1. 複数の金融機関で仮審査を受ける
  2. 返済シミュレーションを行う
  3. 物件探しと並行して資金計画を立てる
  4. 専門家に相談する

住宅ローンは人生で最も大きな買い物の一つです。無理のない返済計画を立てることで、快適な住まいを手に入れることができます。

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